日本コンチネンス協会として力を入れていることに「排泄についての正しい知識の普及活動」があります。
各自治体や施設・市民活動団体などで企画されるイベントや講演会などで講師として「排泄について」「コンチネンスケアについて」「尿失禁のケア」などのテーマでお話をさせていただいています。コンチネンスケアを相互に学び情報交換をしてきたことをさらに社会へ向けて発信し、外部とのつながりを有機的に、また柔軟にすることで、地域社会や医療・福祉の枠内外への情報提供・普及活動を進めております。

この活動を私達は「出前講座」(イベントなどでお話をさせていただくこと)と名づけ、排泄ケア(コンチネンスケア)の専門家としての学びを続けている会員(主にコンチネンスリーダー)がさらに勉強を重ね、講師としてお話をさせていただいています。各自治体や保健センター・施設などからのご要望を受けて講師をさせていただきますが、対象は一般の高齢の方やデイケア施設の方々、施設の職員等専門職の方々、社会活動をしている団体の方々などいろいろで、毎回とてもにぎやかに、また切実な反応があって本当に勉強になります。この活動についてはおかげさまで口コミも広がっているようで、福祉施設・地域の保健所や福祉事務所主催の催しのみならず、消費者団体や地域における生涯学習を考えるNPOなど、これまでいろいろなところに伺いました。

講演内容も「高齢者の失禁排泄ケア」にとどまらず、「在宅介護を行っている家族対象」「在宅高齢者の失禁介助及び、介助している家族自身の失禁へも目を向けるために」「在宅介護における排泄ケア」・「中高年の尿失禁について」など様々です。